日本の食が明治の頃から欧米化してきて、当然ですが、若い世代ほど食生活が洋風化しています。
もう1つ見逃してはいけない点は、若い世代ほど油を使った料理が非常に多いということです。「16歳から19歳」の人たちが「よく作る料理」にいたっては、油の入っていないのは、みそ汁だけといった状態です。
いずれにしても、少し前まで、油は非常に高価な貴重品であったことを忘れてはならないと思います。
つまり、一般庶民は油など使わないでも生きてきたのです。そし朔て、私が油の多すぎる現在の食生活に疑問をもつのは、油が極度に精製された食品だからなのです。
やはり、油は特殊な食品と考えざるをえないのです。とくに、精製度の高すぎる市販の油や、油の吸収の大きいてんぷらやフライなどは珍味と考え、ひかえめにしたいものです。
おすすめの油でダイエット時にもおすすめはこちらです。
http://metaboliz.net/diet/archives/77
一時期、動物性脂肪は、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の原因になり危険なので、減らしたほうがよいと考えられていました。それに対して、リノール酸を含む植物油は安全なうえに、生活習慣病を予防し、コレステロールを低下させるという作用があるといわれたものです。
ところが、最近は、風向きが逆になりつつあります。
ダイエット時にも質のいい油は必要だという研究が支持されるようになっています。
2015年11月15日日曜日
2015年10月28日水曜日
現代版栄養失調の難しさ
現在の飽食の時代の栄養失調は、昔の栄養失調と比較にならないくらい複雑です。
たとえば、昔は、ビタミンB1が不足すれば脚気になり、ビタミンCが不足すれば壊血病になるといったように、単一の栄養素欠乏による栄養失調が中心でした。
現在は、より複雑な「複合栄養素失調」がほとんどです。
もちろん、現在でもビタミンB1が欠乏すれば脚気になることに変わりはありません。ただ、そのような単一栄養素の欠乏というケースがほとんどないのです。
つまり、ビタミンB1が欠乏しているだけでなく、ビタミンCも、ビタミンEも欠乏しているといったように、いくつものビタミン、あるいはミネラル類が同時に欠乏しているケースがほとんどなのです。
ですから、昔の壊血病のように、レモン汁や生野菜を食べたらよくなった、といったような簡単なことではすまなくなっています。
また、現代の日本人に、どのような栄養素が欠乏しているのか、それを調べる方法、検査法は現在のところありません。
健康のためには、具体的にどのようなビタミンやミネラルがどれだけ必要なのか、まだ正確にはわかっていないのですから、何が不足しているのかわかるはずもありません。
よく、TVのCMなどで、「現代人はビタミンが不足しています」といった言葉を耳にします。たしかに現代人には、ある種のビタミンが不足しているに違いありません。しかし、どのビタミンが不足しているのかわからないのに、どのようりに補えばよいのかは、言葉でいうほど簡単で単純ではないのです。
ライフスタイルによっても変わってきます。
つまり不足したものを補うという考え方ではなく不足しないような食物の選択、調理法、食べ方が重要になってくるのです。
たとえば、昔は、ビタミンB1が不足すれば脚気になり、ビタミンCが不足すれば壊血病になるといったように、単一の栄養素欠乏による栄養失調が中心でした。
現在は、より複雑な「複合栄養素失調」がほとんどです。
もちろん、現在でもビタミンB1が欠乏すれば脚気になることに変わりはありません。ただ、そのような単一栄養素の欠乏というケースがほとんどないのです。
つまり、ビタミンB1が欠乏しているだけでなく、ビタミンCも、ビタミンEも欠乏しているといったように、いくつものビタミン、あるいはミネラル類が同時に欠乏しているケースがほとんどなのです。
ですから、昔の壊血病のように、レモン汁や生野菜を食べたらよくなった、といったような簡単なことではすまなくなっています。
また、現代の日本人に、どのような栄養素が欠乏しているのか、それを調べる方法、検査法は現在のところありません。
健康のためには、具体的にどのようなビタミンやミネラルがどれだけ必要なのか、まだ正確にはわかっていないのですから、何が不足しているのかわかるはずもありません。
よく、TVのCMなどで、「現代人はビタミンが不足しています」といった言葉を耳にします。たしかに現代人には、ある種のビタミンが不足しているに違いありません。しかし、どのビタミンが不足しているのかわからないのに、どのようりに補えばよいのかは、言葉でいうほど簡単で単純ではないのです。
ライフスタイルによっても変わってきます。
つまり不足したものを補うという考え方ではなく不足しないような食物の選択、調理法、食べ方が重要になってくるのです。
2015年8月4日火曜日
ウコンの主成分「クルクミン」が心不全の初期症状を改善する
肝機能を高めることで知られているウコンの主成分「クルクミン」は心不全の原因となる高血圧性心肥大の心臓機能を改善することが、実施された臨床試験で確認された。
研究成果は、2011年11月に米国フロリダで行われた米心臓協会年次学術集会と、同月に札幌市で開催された国際機能性食品学会で発表され、世界的に注目を集めた。
研究グループは、2008年にマウスにクルクミンを摂取させ、心不全の進行を抑制することを突き止めており、今回、人間を対象とした臨床試験でも「高吸収クルクミン」が心臓機能を改善することを実証した。
人間を対象とした臨床試験では、高吸収クルクミンを1日2回30mmずつ高血圧性心肥大患者30人に24時間週間摂取させたところ、患者の左室拡張障害が改善。
プラセボ(偽薬)を同期間摂取した患者には改善は見られなかった。左室拡張障害は、一般に加齢や高血圧に伴って血液を送り出す心臓の左心室の筋肉が硬くなる現象。収縮しても膨らまなくなり、帰ってくる血液の処理が困難になる。
心筋こうそく梗塞や心不全になりやすくなるほか、心臓機能の低下が肺に負担をかけて肺に水がたまる鬱血性心不全にも関与する症状。
「左室拡張障害は心不全の初期の症状で、吸収効率を高めたクルクミンの摂取で有意に改善が見られたことは、将来的に新しい治療法につながる可能性がある」 と話す。
「ウコンの作用」には、ウコンのさまざまな作用、そして効能、効果が紹介されています。
研究成果は、2011年11月に米国フロリダで行われた米心臓協会年次学術集会と、同月に札幌市で開催された国際機能性食品学会で発表され、世界的に注目を集めた。
研究グループは、2008年にマウスにクルクミンを摂取させ、心不全の進行を抑制することを突き止めており、今回、人間を対象とした臨床試験でも「高吸収クルクミン」が心臓機能を改善することを実証した。
人間を対象とした臨床試験では、高吸収クルクミンを1日2回30mmずつ高血圧性心肥大患者30人に24時間週間摂取させたところ、患者の左室拡張障害が改善。
プラセボ(偽薬)を同期間摂取した患者には改善は見られなかった。左室拡張障害は、一般に加齢や高血圧に伴って血液を送り出す心臓の左心室の筋肉が硬くなる現象。収縮しても膨らまなくなり、帰ってくる血液の処理が困難になる。
心筋こうそく梗塞や心不全になりやすくなるほか、心臓機能の低下が肺に負担をかけて肺に水がたまる鬱血性心不全にも関与する症状。
「左室拡張障害は心不全の初期の症状で、吸収効率を高めたクルクミンの摂取で有意に改善が見られたことは、将来的に新しい治療法につながる可能性がある」 と話す。
「ウコンの作用」には、ウコンのさまざまな作用、そして効能、効果が紹介されています。
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